階上町の巨木・古木 /Large and ancient trees in Hashikami Town
青森県階上町は「巨木の郷」とも呼ばれます。これは、この地域には推定樹齢800年から1,000年級の巨木・古木が点在しているためで、環境省の「巨樹・巨木林データベース」には階上町の巨木が32件登録されています。
階上町のウェブサイトでも25の巨木が登録・紹介されていて、そのうち4本が寺下観音・潮山神社にあります。
町内には巨木巡りのコースがいくつか設定され、ガイド付きの巨木巡りツアーイベントも開催されていて、毎回多くの方が参加されています。
このほかにも、寺下観音・潮山神社の境内には、参道のスギ並木や、イチョウ、モミのほか、沢に多いトチ、カツラ、サワグルミなど多様な樹木があります。
渓流にはイワナもいて、夏にはヒメボタルを見ることもできます。
寺下観音鐘撞堂のそばにあり、ナラの木に大蛇のように巻き付いています。
初夏には青紫色の花をつけます。
「フジ(藤)」の名前は風が吹くたびに花が散るので、「吹き散る」に由来すると言われています。
フジは日本のほか、中国、北アメリカにも自生しますが、ノダフジは日本固有の種で、本州・四国・九州の低山地や平地に分布しています。岩場など足場の悪いところに自生していることも多いです。
椅子や籠を製作する材料となったり、観賞用として藤棚を作って植えられたりするなど、古くから親しまれている木です。